アイコン 漢方著効症例1-3

耳鳴りのする中年男性。
特に持病はなく、私のアメーバブログ『伴内科クリニック新院長の漢方雑談』の記事を見て、漢方診療を希望しての受診でした。
耳鳴りは、漢方診療的には、肝うつ(ストレス)か腎虚(老化)が原因となることが多いです。腎虚は難治です。
仕事と家庭、子の教育問題と、軽くないストレス環境にありました。
そこで私は、柴胡加竜骨牡蛎湯という漢方薬を処方しました。1ヶ月後「セミが鳴かない時が出てきました。」セミの鳴き声のような耳鳴りなんでしょうか。3ヶ月後「セミの鳴き声が明らかに小さくなっています」6ヵ月後「大丈夫になりました」1年後「まったくセミは鳴かなくなりました」もちろん、冬だからじゃないですよ。笑
柴胡加竜骨牡蛎湯は、ストレス社会を生き抜く心のパートナーです。
日本漢方には、いろんな標語があります。今回の症例は『ワケありのストレス、不快症状に、柴胡加竜骨牡蛎湯』でした。

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